令和三年(2021)六月上旬、紫陽花、花菖蒲の花見がてら相模川流域の街を歩く。
スタートはJR相模線・上溝駅。横山丘陵・照手姫伝承地から道保川公園、相模原沈殿池・県立相模原公園・相模原麻溝公園と歩き、河岸段丘の中段を横断して下段へと下り時宗当麻山無量光寺、当麻の水田、三段の滝から下溝駅へと巡る。
4.県立相模原公園
県立相模原公園へ相模原沈殿池側のサルスベリゲートから入場。こもれびの径からフランス式庭園へ。続いて芝生広場沿いに日本庭園「衆遊の庭」、緑の街「路地のある街(日本)」「パティオ(中庭)」「路地のある街(ヨーロッパ)」「集合住宅の街」と歩き、大温室へと抜ける。


相模原沈殿池から西の眺め。


県道を渡って県立相模原公園・サルスベリゲートへ。


県立相模原公園・サルスベリゲート。時刻は午後12時30分過ぎ。
県立相模原公園は広さおよそ26ヘクタール(100m四方×26)の総合公園。ここからはフランス式庭園へ下りて隣接する市立相模原麻溝公園のアジサイを巡る。続いて県立相模原公園の水無月園(花しょうぶ園)を観に行く。


「こもれびの径」へ。


梅雨入りも間近な、ホタルブクロの咲く季節が巡ってきた。


ドクダミも花盛り。


木段を下っていくとフランス式庭園。


大パーゴラ。


県立相模原公園のシンボル、フランス式庭園。
スケール感のある左右対称の幾何学的なデザインの庭園を、大きく育った落葉針葉樹のメタセコイア(あけぼのすぎ)並木が挟んでいる。同じく幾何学的な庭園の強羅公園(箱根)が傾斜地を生かしてイタリア式を加味した折衷庭園であるのに対して、相模原公園の平面に広がる庭園は純然たるフランス式。
庭園の奥には相模原麻溝公園のグリーンタワーが見える。


庭園には四つの噴水池が縦に並ぶ。




テラコッタの鉢が並ぶあたりはイタリア貴族の庭園の風味を加味した感じ。


本場フランスでも隣国の文化が影響しあって色々とあるみたいだ。


3つめの噴水も水が出るまでもうちょっと粘ってみればよかったかとも思うが、まだまだ先は長いのであまりのんびりしていられない。


4つめ。


相模原公園の開園は昭和54年(1979)。それまでフランス式庭園のエリアは旧陸軍の、戦後は在日アメリカ軍の座間小銃射撃場だった。昭和44年に返還されて以降、昭和48年から順次整備されてきた。


「風景…緑の夢」と名付けられたモニュメント。
奥には「サカタのタネ グリーンハウス」(大温室。相模原公園かながわグリーンハウス)。


モニュメントからイベント広場へと上がり、芝生広場沿いを一周する(今回のまち歩きは紫陽花、花菖蒲にかなり時間を割いたので、芝生広場周辺のエリアは機会を改めて散策した)。


イベント広場。




広大な芝生広場。


日本庭園「衆遊の庭」。


案内板。
この庭は県造園業協会の作庭塾「庭守」の若手会員と指導員が作庭した庭園。古代から中世にかけて盛んに作庭された仏教思想の石組の庭「九山八海(くせんはっかい)」を自由な発想で回遊式庭園としてあらわした、とある。


門から延びていく敷石。禅宗寺院など書院建築を伴う庭園のアプローチのよう。


中央に「須弥山(しゅみせん)」を配した「九山八海」。浄土式庭園などに用いられた。


石橋。中世から近世にかけて好まれた池泉回遊式庭園の作庭におけるアクセント。


先へと進んでいくと、森の木展望台。訪問時は点検のため閉鎖中だった。


園路を右手にそれて「緑の街」へ。
それぞれの街に合わせてテーマを定め、街を緑で飾る。


先ずは「路地のある街(日本)」


出格子のある町家風の街並み。
ツワブキや南天(ナンテン)など四季折々の素朴な草花を飾る。


奥は「パティオ(中庭)」。


パティオの奥は「路地のある街(ヨーロッパ)」。


ツタに覆われた、パティオの噴水。
「パティオの小さな噴水では天気の良いわるいを知らせます。なまずの口から勢いよく水を噴出しているときはとても良いお天気です。この噴水は太陽エネルギーで動きます」とある。


「路地のある街(ヨーロッパ)」
ペチュニアなど色鮮やかな花々のハンギングバスケット。


出口のアーチにはスペイン瓦風の庇。


ここは軒にもう一工夫あるとよかった。


ポケットパーク。
この広場は緑化の情報の流れをモチーフにデザインした、とある。


「緑の街」の案内板。


「集合住宅の街」


同じように見える建物にほんの少し花や緑を加えて個性的に。「窓辺に花を、暮らしに緑を」がテーマ、とある。




実咲ガーデン。


緑の相談所・公園管理事務所。


イベント広場へ戻る。
右手の木段からは水無月橋を経由して水無月園(花菖蒲園)の側へ出ることができる。






相模原麻溝公園方面への園路。


サカタのタネグリーンハウスの大温室。
ゆっくりと寄っていきたいところではあるが、この時の散策スケジュールではちょっときついので割愛。時期的には温室の目玉であるヒスイカズラもほぼ終わっていた。


県立相模原公園と相模原麻溝公園を結ぶ「リリちゃん橋」。
県立公園の水無月園(花しょうぶ園)へと巡る前に、先に麻溝公園の紫陽花を巡る。
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