県立四季の森公園〜春
県立四季の森公園(横浜市緑区)の春。山野草が次々と花開く。カタクリ、キクザキイチゲ、タチツボスミレ、シャガ、ヒトリシズカ、クマガイソウ。桜はカンザクラ、カンヒザクラからソメイヨシノ、ヤマザクラ、ベニシダレへ。この頃にはコブシ、ユキヤナギといった花木も。春も終わりに近づく頃にはウワミズザクラ。
※平成23年(2011)〜平成29年(2017)頃の画像となります。
二十四節気「春分」(3月20日過ぎ)の頃
春の訪れとともに、片栗(カタクリ)が咲き始めた。
スプリング・エフェメラル(春の妖精)の名に、ふさわしい。
菊咲一華(キクザキイチゲ)。
春の妖精の、競演。
サクラのトップを切って、サクラの谷では寒桜(カンザクラ)が咲き始めた。
濃い紅の、寒緋桜(カンヒザクラ)。
あし原湿原も、春の兆し。
ほんとうに小さな、立坪菫(タチツボスミレ)。
満開の染井吉野の頃
いよいよ、染井吉野(ソメイヨシノ)の季節。
南口周辺のサクラの丘は、花見客で大賑わい。
南口から、もりの連絡橋を渡って教育水田のある清水の谷へ。
清水の谷、山桜(ヤマザクラ)の大木は喧騒をよそに、しっとりと咲く。
清水の谷から尾根を越えてサクラの谷へやってきた。
紅枝垂(ベニシダレ)。
谷を背にしての眺めは、むしろサクラの丘といったほうがふさわしい。
南口展望台の広場からしょうぶ園の谷戸へ下りる。
ヤマザクラ。
春のしょうぶ園。
しょうぶ園そばの石橋と、ベニシダレ。
春の草原は辛夷(コブシ)、菜の花(ナノハナ)、雪柳(ユキヤナギ)真っ盛り。
春の草原を流れゆく、春の小川。
北口そばの蛍川橋。
里山花壇の尾根道にもヤマザクラの大木。
二十四節気「清明」(せいめい。4月5日過ぎ)から「穀雨」(こくう。4月20日過ぎ)の頃
春もそろそろ終わり初夏も近づくころ、教育水田の谷戸(やと)の奥(ふるさとの森)、シャガの群落が満開となった。
著莪(シャガ)の花。アヤメの仲間としては、小振り。
サクラの谷では、八重紅枝垂(ヤエベニシダレ)もまだ頑張っている。
しょうぶ園のあたりも春の終わりから初夏へと移ろってゆく。
一人静(ヒトリシズカ)が咲いた。静御前になぞらえた、可憐な姿。
蘭の仲間、熊谷草(クマガイソウ。布袋草・ホテイソウ)。野生ランの中ではいち早く、4月下旬に花を付ける。
白い袋状の花は、ずんぐりした布袋さんのよう。
北西口へ抜ける森でも、木道の下でシャガが見頃に。
あし原湿原の縁では、毛山榛の木(ケヤマハンノキ)の若葉が芽吹く。
あし原湿原の奥、上の池(かみのいけ)。
谷戸奥へ続く園路の緑も、やわらかい。
西口広場へと登る奥の谷戸、ピクニック広場の手前辺り。
4月も終わりに近づくころ、高木の遥か頭上に上溝桜(ウワミズザクラ。上不見桜)が花を付けた。
白くて小さな花を房状に付ける。
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