まちへ、森へ。

藤(フジ)

あしかがフラワーパークの藤

 

平成29年(2017)の大型連休の谷間。藤の花好きとしては一度は訪れてみたかった、栃木県足利市の「あしかがフラワーパーク」へ藤を観に行く。

横浜方面からのアクセスは、高速道路であれば首都高川口線を経由して東北道・佐野藤岡インターから40分ほど。現地の一般道は交通規制が敷かれており、高速の混み具合も連休の谷間と祝日では全く状況が違うので、これはあくまで参考でしかない。駐車場についてはフラワーパークが設置するもののほか西ゲート側には私設の駐車場(有料。時間貸に比べれば値頃)もかなりあった。

 

鉄道なら東北本線・小山(おやま)駅を経由してJR両毛線(りょうもうせん)・富田(とみた)駅から徒歩で15分。
鉄道について言えば平成27年(2015)より東海道本線と東北本線が東京駅で直通になった(上野東京ライン)ため、朝の快速を利用すれば横浜から小山までは1時間40分ほどで着いてしまう。あとは両毛線の乗り継ぎ次第。さらに平成30年(2018)のシーズンにはフラワーパークそばに新駅「あしかがフラワーパーク駅」も開業した。

 

藤のシーズンには高速バスもJRも様々な直通日帰りツアーが企画されており、折込チラシのほかJR横浜駅あたりでも大きな広告を見かける。

 

 

ゲートで配られる園内マップ。フラワーパークの広さは9.4ヘクタール(100m四方×9.4)と、かなり広い。なお富田駅から徒歩での最寄は正面ゲートとなる。新駅は西ゲートが近い。

 

 

 

西ゲートより入場。こちらはハイシーズン限定で開放されるゲート。

 

 

 

西ゲート近くの「大長藤」の藤棚(野田九尺藤。野田長藤・ノダナガフジ。ノダフジの園芸種)。

 

ナガフジは最も長い房で1.8m(六尺)の花房となる。九尺というのは語感の良さから付けられた品種名。

 

 

 

いきなり見事な大棚。これはすごい。一本の木からこれだけの棚になるとは。

 

 

 

白藤(シロフジ。シロノダフジ)。

 

 

 

ツツジも満開。

 

 

 

 

 

 

 

芳香が漂う。

 

 

 

 

 

 

 

「水上花壇」。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うす紅藤。

 

 

 

「ツツジの海」へ。

 

 

 

満開のクルメツツジ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「むらさき藤棚」。

 

 

 

 

 

 

 

シャクナゲ。

 

 

 

「大藤」の藤棚へ。二つの巨大な藤棚が、それぞれ一本ずつの木でつくられている。

 

 

 

幹回り5mを越える、巨大なノダナガフジ。

 

 

 

 

 

 

 

一本の木でおよそ36m四方の藤棚をつくる。1,000平米を越える巨大な藤棚は世界一の棚面積とのこと。

 

樹齢150年というこの藤は平成8年(1996)に足利市内他所からこの地へ、フジ園の移転に伴い移植がなされた。その際の棚面積は「250畳の大藤」と称されていた木が72平米まで切り込まれた、とある。
そこから20年余り。不可能ではないかとされた移植を乗り越え、驚異の生命力でフジは見事にここまで成長した。

 

 

 

 

 

 

 

正面ゲート近くの「うす紅の棚」。淡い紅色(さくら色)の藤が弧を描いた棚をつくる。

 

 

 

ペチュニアの花壇。

 

 

 

 

 

 

 

青い花ばかりを集めた花壇。

 

 

 

長さおよそ80mの白藤のトンネル。こちらの白藤はまだ咲き始めたばかり。

 

 

 

「八重藤」の藤棚へ。

 

 

 

八重黒龍藤(ヤエ コクリュウフジ)。

 

 

 

こちらの藤も巨木。

 

 

 

この藤は珍しい、八重咲きの藤。

 

 

 

オオデマリ。

 

 

 

八重黒龍藤。

 

向こうの「きばな藤のトンネル」はまだ開花していない。

 

 

 

 

 

 

 

「白藤の滝」を眺めるテラス。

 

 

 

「白藤の滝」。

 

 

 

 

 

 

 

再び「大長藤」の藤棚。

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