平成27年(2015)秋の彼岸入り。「花のお寺」常泉寺(神奈川県大和市福田)の彼岸花を観に行く。
常泉寺の彼岸花
常泉寺は小田急江ノ島線・高座渋谷(こうざしぶや)駅西口から歩いて12、3分。
秋のお彼岸の頃、境内に所狭しと咲き揃う紅白の彼岸花を始め、秋の山野草が咲き競う庭園を訪れる。
秋の彼岸入り。常泉寺はお墓参りの人、ヒガンバナを見に来る人で大変な人出。
拝観料を納め、境内へ。
曹洞宗清流山常泉寺。創建は戦国時代末期の天正年間(1590頃)とされる。
本堂に向かって左手の庭園から、境内を巡っていく。
藤棚。周りは紅白のヒガンバナ、ハギの花盛り。
秋の七草、萩(ハギ)の花。
「羅漢さまの小径」へ。
続いて「一木(いちぼく)の道」。
こちらは自然散策路。ヒガンバナに加え、秋の山野草が見ごろを迎えている。
かつてはそこかしこに見られた、身近な自然を愛でる道。
ホトトギスの一群。
ホトトギスの花。花びらの斑点模様を野鳥のホトトギスの模様に見立てた。
雁草(カリガネソウ)。その姿から帆掛草(ホカケソウ)とも呼ばれる。そういわれれば、正面の姿だけは釣船草(ツリフネソウ)にもちょっと似ている。
妖しい美しさを見せる、ヒガンバナ。曼珠沙華という響きがよく似合う。
俗にムラサキシキブといわれる、コムラサキ(コシキブ)。たわわに実を付け、重そうにしなる。
すっかり網目になったガクからは赤い実が姿をのぞかせる、ほおずき。
手前に見える、薄紫色の斑入り(ふいり)ヤブラン。
黄色いヒガンバナの背後には、ほっそりと伸びる赤いミズヒキ。
本堂に向かって右手の庭園へ。手前の白い花は男郎花(オトコエシ)。秋の七草・女郎花(オミナエシ。黄色い花)にそっくり。
幹が真っ白な松の盆栽。
手前に赤紫の秋明菊(シュウメイギク)。
秋の山野草を愛でるひととき。
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