「あじさい寺」正覚寺
横浜市営地下鉄センター南駅(横浜市都筑区)から歩道橋、遊歩道を歩いて7,8分の正覚寺(しょうがくじ)は「花の寺」「あじさい寺」として知られる。境内の斜面を埋め尽くす紫陽花は見事。菖蒲田の花しょうぶも同時期に見頃を迎える。
※平成22年(2010)、平成26年(2014)の画像となります。
山門。
天台宗長窪山正覚寺は文禄2年(1593)の創建。
「一文字に三つ星」の紋があしらわれている。
山門に掲げられた「長窪山」の扁額。
門をくぐり、参道を奥へ。
参道を進むと左手に見える、境内の鎮守・大鷲(おおとり)神社。山王信仰(さんのうしんこう)の象徴である山王鳥居(さんのうとりい。三角の破風(はふ)を上に載せた鳥居)が見られる。手前には大銀杏がそびえている。
本堂に向かって右手には睡蓮池。
百日紅(サルスベリ)の古木。這うように、力強く伸びている。
本堂。
苔むす庭。
本堂に向かって左手、鐘楼堂・阿弥陀堂のそばには菖蒲田。
紫陽花、花菖蒲は現住職の先代が植え始めたとのこと。
菖蒲田を囲むアジサイ。
6月中旬、花菖蒲は最盛期。
開発著しい港北ニュータウンにあって、境内を囲む緑が静謐な空間をつくっている。
山門に向かい合う茅ヶ崎城址(ちがさきじょうし)公園の森を借景とし、緑は一層深い印象に。
参道から菖蒲田を囲むように、連なる紫陽花(アジサイ)。
斑入り(ふいり)ガクアジサイ。葉が斑で白く縁どられている。
渦紫陽花(ウズアジサイ)。園芸店ではオタフクアジサイの名で知られる。
花びら(萼・がく)がふっくらと縁どられた姿。
ガクアジサイ。
圧巻は墓地の背後、山の斜面を埋めつくすアジサイ。
ただただ、見事というほかない。
参道の傍らに、井戸の跡。第二次大戦末期、学童集団疎開で児童が使用したという。
碑文には「子安(こやす)国民学校学童集団疎開」と記されている。
参道を覆う、モミジの青葉。四季折々、美しいたたずまいを見せる。
このサイトは(株)ACES WEB 「シリウス2」により作成しております。