旧あじさいの里白鳳庵
あじさいの里・白鳳庵(はくほうあん)は、相鉄(そうてつ)線瀬谷(せや)駅からしばらく行った、瀬谷図書館のほど近くにあった。個人邸宅であるが、御主人の厚意で紫陽花の咲く季節には庭園が一般にも公開されていた。
※現在は紫陽花の植栽された敷地の大半が造成され、有料老人ホームとなっている。このページではかつて公開されていた「あじさいの里白鳳庵」の姿を記録としてとどめておく。
正門。
正門は由緒ある立派な門。
西洋紫陽花(セイヨウアジサイ)。日本産のあじさいが18世紀終わりごろ中国経由でヨーロッパに持ち込まれ、さまざまに品種改良された。現在見る毬状のあじさいの多くは、これらが日本に逆輸入されたものも多い。その後、日本で独自に改良されたものも少なくない。新たな品種は増え続けている。
花びらに見えるのは装飾花(そうしょくか)で実を付けない。萼(がく)の一種。
萼紫陽花(ガクアジサイ。額紫陽花)。こちらも日本原産のあじさいを基にして改良されたもの。周りは装飾花の萼。中央に繊細な両性花をつける。
梅の古木。
渦紫陽花(ウズアジサイ)。花びら(装飾花)の縁がふっくらとして皿状になる。
店頭にはお多福紫陽花(オタフクアジサイ)の名で出回っている。
紅額(ベニガク)。ヤマアジサイの園芸品種。
ヤマアジサイとガクアジサイは近縁でよく似ている。ごくおおまかにいえば、ヤマアジサイのほうが葉や茎にやや赤みがあり葉の質感が薄い。
隅田の花火(スミダノハナビ)。ガクアジサイの園芸品種で、華やかな八重咲き。
大門川の水路。
色とりどりのアジサイで、落ち着いた中にも華やかさがある庭園。
庭に佇む、小間(こま)の茶室・白鳳庵。
斑入り(ふいり)ガクアジサイ。葉に白い斑が入る。
緑濃い庭園、紫陽花を巡る小径。
かつて門柱に掲げられていた看板。
※現在は外されている。
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