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多摩美の森から小沢城址、香林寺へ


3.よみうりランドから香林寺へ

2.小沢城址、穴澤天神社はこちら



京王よみうりランド駅前からよみうりランドへと登っていく「よみうりV通り(V坂)」と呼ばれる車道。歩道には道路が開通した平成21年(2009)当時のジャイアンツ選手、監督、コーチの手形が埋められている。

擁壁手前のフェンスが切れているところは小沢城址への山道「天神坂入口」で標高およそ70m。ここから「丘の湯」まで標高差およそ40mを登っていく。




小沢城址の北側斜面(稲城市側)の緑地は保全地域に指定されている。




せっかくなので一枚撮ってみた。




ジャイアンツのファーム(二軍)本拠地、ジャイアンツ球場前を通過。




ジャイアンツ球場の室内練習場。道路の辺りは都県境(東京都稲城市、神奈川県川崎市)の稲城市側であり、球場施設は川崎市多摩区。




京王よみうりランド駅からよみうりランドまでを結ぶゴンドラリフト「スカイシャトル」。




前年にオープンしたばかりの植物園「HANA・BIYORI(花日和)館」の駐車場まえを通過。




よみうりランド慶友病院まえ。




大観覧車。




立派な門が見える。




この門は移築された旧秋月藩江戸屋敷の屋敷門。よみうりランド「丘の湯」の敷地に建っている。




「丘の湯」公式サイトによるとこの門は江戸中期に建てられた秋月藩(福岡藩の支藩、福岡県朝倉市。初代藩主は福岡藩初代藩主黒田長政の三男である長興・ながおき)の黒田家屋敷門で「黒田門」と呼ばれている。福岡市博物館公式サイト「福岡藩の江戸屋敷」のページによると「支藩であった秋月藩の上屋敷(江戸切絵図における黒田甲斐守屋敷)は芝新堀(しばしんぼり。現在は港区三田一丁目、東京メトロ麻布十番駅そば)にあり」とある。
明治29年に東京赤坂(現在の港区赤坂二丁目、東京メトロ溜池山王駅そば)の黒田侯爵邸(元は福岡藩黒田家中屋敷。江戸切絵図の屋敷には松平美濃守と表記)に移築されていたが、昭和43年(1968)黒田家の親戚筋から正力松太郎が譲り受けてこの地に移築した。

なお大藩の福岡藩は上屋敷(大名の江戸公邸)が外桜田(現在の霞が関)、中屋敷(大名家族の私邸)は赤坂、下屋敷(郊外の別邸)は白金(しろかね)、渋谷にあった。小藩の秋月藩は上屋敷が芝にあり周辺にはより大きな藩の中屋敷がある。
明治期の黒田侯爵邸(黒田藩邸)が旧中屋敷なのは上屋敷が外務省として利用されたため。




門の形式は薬医門。屋根の棟(むね。てっぺんの横木)が冠木(かぶき。扉の上の横木))よりも手前側(外側)にせり出すように屋根が架かり、外から見て軒の深い堂々とした印象の屋根になる。




「丘の湯」敷地角の尾根筋から京王よみうりランド駅の南側に広がっていた里山「ありがた山」方面を見る。
戦前の頃から無縁仏を弔う無数の石仏が安置されたことから「ありがた山」と呼ばれた里山。稲城市「南山東部地区区画整理事業」として大手ディベロッパーによる大規模な宅地開発などが進行中であるが計画図を見る限り「ありがた山」の石仏群辺りの緑地は大規模公園として保全されるようだ。手前側の複合施設エリアは(株)読売巨人軍が土地を取得し、新ファーム球場を核とした「TOKYO GIANTS TOWN」の建設が進行している。ここまで登って来る「よみうりランド通り(ランド坂)」のヘアピンカーブは新たなループ状の道に付け替えられることになる。

高度経済成長期以降現在に至るまで、南関東は大規模開発によって丘陵に広がる多くの里山を失った。そうして開発された団地は50年近くを経た現在、人口減少により各地でコミュニティ維持困難の問題に直面している。リノベーションの計画は事業者にとっての経済性、住民にとっての住環境の利便性の問題から必ずしもうまく進んでいない。開発で一度失われた里山は元には戻らないのでそれらは近い将来、負の遺産として手のつけようが無くなってしまう恐れもある。
他方でいままで残ってきた緑地であっても活用の難しさから地権者にとって維持することが負担でしかなければ、駅に近く利便性の高いエリアでは未だに新たな開発が進む。こうした案件は民間レベルによる是非ではとても処理できない。政治のリーダーシップの下で産官学連携による制度設計のコペルニクス的転回が図られなければ、こうした傾向を大きく転換することはままならないだろう。




日帰り入浴施設「よみうりランド丘の湯」入口。ここは標高およそ110m。




まち歩きのゴールがここならひと風呂浴びて上がり、というところだがまだまだ先は長い。




「よみうりランド」バスのりばへ下りる。




稲城市から再び川崎市多摩区。バスのりば辺りで標高およそ104m。




よみうりランド前交差点へ。




交差点を渡った先は川崎市麻生(あさお)区。




細山金井久保中央公園まえ。




よみうりゴルフ倶楽部まえ。この辺りで標高121m。ゴルフ場の大部分は稲城市側に広がる。




ゴルフ倶楽部まえを左にカーブしてから先は、細山北谷公園まで標高差およそ40mをひたすら下っていく。




広い車道は右に大きくカーブ。狭い道を真っすぐ下っていく。




カーブミラーの立つ小さなウメ畑の角を左へ。




この先で右手後方から斜めにクロスする平坦な道を横切るように直進。




細山北谷公園でバス通りの幹線道路に出る。この辺りは五反田川(多摩川水系平瀬川・二ヶ領本川支流)とその支川の谷筋で標高およそ79m。ここから香林寺へ登っていく。




バス通りを渡って左折、数十m先のマンションの角を右に入っていく。




香林寺への登り。




擁壁の前を左手へと進む。




急坂の登り。




カキ畑。




ウメ畑越しに五重塔が姿を現した。




ウメ畑の角を右手に入っていく。




香林寺山門に到着。


4.香林寺から小田急・百合ヶ丘駅へ  まち歩きトップに戻る