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西丹沢前衛の山、シダンゴ山から高松山へ


平成31年(2019)2月最初の週末、小田急線新松田駅・JR御殿場線松田駅から路線バスで終点の寄(やどりき)バス停へ。午前9時開園の寄ロウバイ園を観て回ったのち、西丹沢前衛の山となるシダンゴ山(シダンゴやま。758m)〜ダルマ沢ノ頭(ダルマさわのあたま。880m)〜高松山(たかまつやま。801m)を歩く。

寄ロウバイ園はこちら。

1.寄からシダンゴ山




寄(やどりき)バス停の近くに架かる大寺橋(おおてらはし)。標高283m。

時刻は午前9時40分ごろ。ここがシダンゴ山(758m)の登山口となる。

橋が跨ぐ川は酒匂川(さかわがわ)水系・中津川。奥には檜岳(ひのきだっか)山稜の雨山(あめやま。1176m)が見える。
中津川の源流部は寄沢(やどりきさわ)。沢の源頭には表丹沢(おもてたんざわ)の西部、檜岳山稜から雨山峠、鍋割峠(なべわりとうげ)を経て鍋割山稜の稜線が連なっている。




橋を渡ると大寺観音堂への道標。




シダンゴ山への道標。この先で大寺観音堂への分岐を過ぎてしばらく進むと、道は急坂になる。




舗装農道の坂を上っていく。




車道が終わり、道幅がぐっと狭まった。このあたりで標高およそ480m。

なお、この左手には茶畑が広がっている。




足柄茶の茶畑越しにみる、寄ロウバイ園あたりの眺め。




狭まった道をしばらく登っていくと、シカ除け・イノシシ除けのフェンス。扉の開閉は確実に。




スギの植林された山道を登ってゆく。




三日前の雪が残っている。









緩やかな上りがしばらく続く。









ほどなく道はつづら折りの登路に。









馬酔木(アセビ)の植栽が現れると、まもなく山頂。




シダンゴ山(758m)山頂に到着。時刻は午前10時45分ごろ。




山頂に置かれた石祠。バックには檜岳(ひのきだっか)山稜。伊勢沢ノ頭(いせざわのあたま。1177m)〜檜岳(ひのきだっか。1167m)と連なる。切れてしまっている画面の右手は雨山(あめやま。1176m)へと続く。




「シダンゴ山」という名は、一風変わった響き。江戸時代後期の地誌「新編相模国風土記稿」巻之十七足柄上郡巻之六大井庄大寺村の山の項には「震旦郷」(しんたんごう)の名が見られる。

山頂に建てられた由来碑には山名にまつわる伝承が詳細に記されている。「シダンゴ山」は「震旦郷山」だ。




檜岳山稜の右手に延びる稜線。




手前側左手には雨山峠、鍋割峠。登り返して中央にこんもりとした鍋割山(なべわりやま。1273m)。その右には鍋割山稜が延びていき、大丸(おおまる。1386m)から塔ノ岳(とうのだけ。1491m)へと続く。

鍋割峠の奥には丹沢主脈。丹沢主稜とともに山塊の骨格を成している。




冬晴れの澄み渡った空、丹沢主脈の稜線がくっきりと見える。

左手には主脈と主稜の分岐点となる丹沢山塊の最高峰、蛭ヶ岳(ひるがたけ。1673m)。右へたどって登り返し、鬼ヶ岩ノ頭(おにがいわのあたま。1608m)から南(手前)へとたどってくると棚沢ノ頭(たなさわのあたま。1590m)、不動ノ峰(ふどうのみね。1614m)へと続く。




東へ目をやると中央に大山(おおやま。1252m)。山頂北側に建つアンテナが見える。その左手には塔ノ岳へと連なる表尾根(おもておね)の二ノ塔(にのとう。1140m)、三ノ塔(さんのとう。1205m)。それぞれから派生する尾根が秦野盆地へと下っていく。右手には岳ノ台(だけのだい。899m)。




西の眺め。シダンゴ山からは富士山がちょっとだけ見える。




平成10年(1998)12月の山行記録より。 拡大版。
およそ20年前のシダンゴ山からの眺望。サクラの樹はひょろひょろの若木。アセビもまだ植えられたばかりの幼木。

その時は丹沢主脈は曇天のため見えなかった。塔ノ岳と大倉尾根の花立(はなたて)を間違えてしまっているのは山座同定の早とちり「あるある」。

なお「八郎丸(880m)」と記載している山は、現在では「ダルマ沢ノ頭」として各種登山地図に記載されている。当時はそこから北西寄りの871m峰が「ダルマ沢ノ頭」とされていた。当時使用していた二万五千分一地形図「山北」にはそのように書き込んだ跡があるのだが、当時の「山と高原地図(97年版)」にも「ヤマケイアルペンガイド(97年発行)」にも「ダルマ沢ノ頭」は載っていない。おそらく「山と渓谷」とか「岳人」あたりの低山バリエーションルートの記事から転載したのだろうが、肝心の元の資料が行方不明になってしまい、詳細は不明。




ハイカーでにぎわうシダンゴ山の山頂。




シダンゴ山を出発し、ダルマ沢ノ頭〜高松山へと向かう。


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