まちへ、森へ。

いたち川流域、歴史の息吹と紫陽花を求めて

3.上郷市民の森と川辺のあじさい園

 

2.いたち川川辺の道と證菩提寺はこちら。

 

 

「坊中(ぼうちゅう)の水辺」尾月橋(おづきはし)の下をくぐり、「石原の水辺」、「上郷市民の森」へ向かう。「上郷市民の森」の山は、古くは小槻峰(おづきがみね)と呼ばれた。
参考「栄の歴史」

 

 

 

上郷市民の森の山すそに広がる「尾月川辺のつつじ園」。

 

 

 

そして「あじさい園」と梅林。

 

 

 

「石原の水辺」。
石積の護岸を一部改修して階段状の護岸にすることで、水辺に近づくことができるようになっている。

 

 

 

赤い橋(石原橋)を渡れば「あじさい園」。

 

 

 

 

 

 

 

石原橋を渡り、対岸へ。

 

 

 

見頃を迎えた紫陽花。

 

 

 

 

 

 

 

アジサイ愛好家に人気のガクアジサイ「ダンスパーティー」。八重の花びら(装飾花、萼)が立ち上がり踊っているよう。

 

 

 

 

 

 

 

彩りも鮮やかなセイヨウアジサイ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一重のガクアジサイ。中央の繊細な両性花(雄しべと雌しべを持つ花)が開き始めている。

 

 

 

こちらも愛好家に人気のガクアジサイ「隅田の花火」。

 

 

 

「隅田の花火」は軸の長く伸びた八重の花びら(装飾花)が花火を思わせる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ツツジはシーズンの最終盤。

 

 

 

 

 

 

 

石原橋に引き返して県道に上がり、山入橋(やまいりはし)の側から上郷市民の森へ。

 

 

 

県道原宿六浦線(環状4号)、神奈中(かなちゅう)本郷車庫前。
ここから「いたち川・水辺拠点」を通って「上郷(かみごう)市民の森」へと向かう。

 

 

 

御椀を伏せたような、こんもりとした上郷市民の森。

 

 

 

水辺拠点へ下る。
2008改訂版の「いたち川散策マップ」では「水辺拠点」の名は予定地(現「石原の水辺」)の箇所にも用いられており、こちらの方は「水辺拠点(一部整備中)」となっていたので、いずれはこちらも「○○の水辺」という名称になるかも知れない。

 

 

 

散策路は二段になっている。

 

 

 

水辺近くの散策路へ。

 

 

 

イトトンボがいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紅葉橋に上がる。

 

 

 

紅葉橋から山入橋へ。

 

 

 

山入橋を渡り、いたち川支流に沿って上郷市民の森へ。

 

 

 

市民の森入口。奥の芝生は「みずき広場」。

 

 

 

「みずき広場」のヘリには水気を好むミズキの木が生えている。広場の奥には新しいトイレが設置された(軽ワゴン車はちょうど清掃に来ていた業者さんのもので、一般車両は駐車できません)。

 

 

 

入口から森の中へ。

 

 

 

新たに設けられた急斜面の散策路が奥に見える。このあたりで標高およそ30m。

 

 

 

2008年改訂版の「いたち川散策マップ」にはまだ見られたゴルフ練習場沿いの旧散策路(地理院地図にも載っている道)は閉鎖。
2011年発行の市民の森ガイドマップ「上郷市民の森・荒井沢市民の森」ではすでに新しい散策路に代わっていたので、散策路が付け替えられてもう10年にもなる。

 

 

 

急斜面の階段を上っていく。

 

 

 

瀬上(せがみ)市民の森・円海山(えんかいざん)方面。

 

 

 

三浦丘陵の北端、瀬上市民の森・円海山(153.1m)〜氷取沢市民の森〜金沢市民の森〜大丸山(おおまるやま。156.8m)・横浜自然観察の森へ(更には天園・大平山〜北鎌倉へ)と続く「横浜つながりの森(横浜・南の森)」。

 

 

 

 

 

 

 

展望台への分岐。どちらから行っても大差はない。左手を登っていく。

 

 

 

市名木古木指定のオオシマザクラ。

 

 

 

指定名木の仲間入りを果たしたこの木は樹齢100年とまだまだ若手の、元気な木。

 

 

 

山頂の「清兵衛(せいべえ)広場」に到着。標高80m。

 

 

 

市民の森案内板。このデザインの案内板は市民の森の中でも開園時期が古いところで見られるタイプ。

 

上郷市民の森は、急速に失われつつあった市内の緑地保全を目的に「市民の森」制度が始まった最初期の昭和47年(1972)4月の開園。市内のトップを切って開園した飯島市民の森(栄区)から5日遅れで開園した。当時の広さは4.7ヘクタール(100m四方×4.7)。それから更新を重ね、もう半世紀近くにもなる。その間に「みずき広場」が拡張され、面積は少しだけ広がった。
現在のマップでは「いたち川」で統一されている川の名であるが、古来「いたち川」と呼ばれたのは右支川(瀬上沢)合流点より下流で、上流側は稲荷川・大内川と呼ばれていた(皇国地誌の記載)。この案内板も「稲荷川」と表記されている。
参考「栄の歴史」

 

 

 

西に開けた展望台。

 

 

 

展望図。冬の午前中であれば富士山が大きく見える。
市内南部からの大山は背後の丹沢山塊に溶け込んでしまいがち。金時はどなたかが直してくれた(矢倉岳はもうちょい右のおにぎり型)。

 

 

 

6月上旬のお昼過ぎ、遠くの山々は霞んでいる。
眼下に尾月地区の街。画面右側中ほどに広がっているのは、先ほど巡ってきた古刹・證菩提寺(しょうぼだいじ)の霊園。

 

 

 

富士山の山頂が辛うじて確認できた。

 

 

 

右奥の小高い丘は、こちらも先ほど巡ってきた本郷ふじやま公園。山頂(こちらと同じく標高80m)に江戸期の富士塚、富士講の碑がある。

 

 

 

清兵衛広場から見晴台へ。

 

 

 

ガイドマップA-11の分岐を左へ下る。

 

 

 

 

 

 

 

下っては登り。

 

 

 

 

 

 

 

見晴台。こちらは標高85m。南の展望が開けている。

 

 

 

遠景は三浦丘陵北端から南へと連なる「つながりの森(横浜・南の森)」。手前にゴルフ練習場。右に「いの山東公園」

 

 

 

いの山東公園の頭上には南北に延びる高圧線。右には上郷中学校。
この後はここから犬山(いのやま)の街を南に進み、「上郷あじさいの丘」へと向かう。

 

 

 

見晴台から日枝神社側の出口へ。

 

 

 

案内板。

 

 

 

こちらの出口(標高70m)まではあっという間。

 

 

 

上郷中学校の側を抜けて、「上郷あじさいの丘」へ。

 

 

4.上郷あじさいの丘

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