横浜市北部(緑区、旭区)に広がる広大な里山、よこはま動物園ズーラシアに隣接する森(現里山ガーデン一帯の森)と、周辺の森(県立四季の森公園、梅田川、新治市民の森、三保市民の森)へつながる道をめぐる。
1.里山ガーデン(ズーラシア隣接の森・横浜動物の森公園植物公園)
ズーラシアに隣接する里山ガーデン(横浜動物の森公園植物公園)。大花壇は春と秋の期間限定公開となる。このページでは「都市緑化よこはまフェア(2017)」当時の画像をメインに、2025年(令和7)までの画像を各所で補足した。
ズーラシア隣接の森は、横浜動物の森公園の植物公園として整備が始まった。平成29年(2017)3月にはおよそ二か月の期間で「全国都市緑化よこはまフェア・里山ガーデン」がオープン。フェア終了後も植物公園として整備が進められている。その一環として林間のレジャー施設「フォレストアドベンチャー」「トレイルアドベンチャー」がオープンした。
相鉄・鶴ヶ峰駅から「ふるさと尾根道緑道」ルートを経てズーラシア正門まではこちらのページへ。


よこはま動物園ズーラシアは横浜動物の森公園の一施設。
横浜動物の森公園はズーラシアと植物園予定地の森からなり、総面積100ヘクタール(100m四方×100)を超える。完成すると市内最大の公園となる。


右手に見える森は広大な北の森の一部をなす尾根道。
北の森とは、横浜市北部の緑区・旭区に広がる広大な緑地の総称。円海山(えんかいざん)・大丸山(おおまるやま)を核とした横浜市南部の南の森と対をなす。もっとも、北の森、南の森という呼称は自然散策マニアの呼び方かも知れず一般的とは言えない。
北の森・・・横浜動物の森公園(ズーラシア+隣接の森)、四季の森公園、三保(みほ)市民の森、新治(にいはる)市民の森、新治里山公園など。
南の森・・・瀬上(せがみ)市民の森、氷取沢(ひとりざわ)市民の森、金沢市民の森、釜利谷(かまりや)市民の森、能見堂(のうけんどう)緑地、金沢自然公園、横浜自然観察の森など。
南北いずれも50ヘクタール(100m四方×50)前後の大きな森をいくつも抱え、合計250ヘクタールを優に超える広大な森である。
北の森については、緑区ウェブサイトが「緑と水の回廊マップ」として全体の案内図を掲載している。
南の森については、横浜市ウェブサイトに「横浜つながりの森」の散策マップが掲載されている。


ズーラシア入場ゲート(正門)。路線バス乗降場がある。
ズーラシア正門からの「アジアの熱帯林」〜「アフリカのサバンナ」はこちらのページから。


さらに先を進むと第一駐車場の入口。


森の入口に向けてひたすら歩く。
ズーラシア正門バスターミナルから里山ガーデン正面入口までは徒歩およそ14分、ズーラシア北門までは徒歩およそ16分。


植物公園エリアの一角に開閉式フェンスの出入口がある。
こちらは未整備区域の「保全林」で活動がおこなわれている「GROUP創造と森の声(森ラボ)」、「横浜動物の森公園(里山ガーデン)東口」へと通じる道。ここから「里山ガーデン」まで、かつてのズーラシア隣接の森の姿と「創造と森の声」活動エリア(移転の前後とも)の様子はこちらのページへ。


フェンス出入口の前に新たな標柱が立てられた。現在地の表示は「横浜動物の森公園西口」となっている。
フェンスの出入口から森の中を抜けていく道は、ひかりが丘団地沿いの舗装路を経て「横浜動物の森公園(里山ガーデン)東口」「西ひかりが丘バス停(相鉄・鶴ヶ峰駅〜西ひかりが丘の路線バス。一部は鶴ケ峰駅〜西ひかりが丘〜森の台〜中山駅)」「県立四季の森公園西口」に通じている。
「里山ガーデン」の「正面入口」へは、そのまま歩道を進む。


「里山ガーデン」正面入口。
バスロータリーが設けられ、春と秋の「里山ガーデンフェスタ」開催時にはズーラシア正門とここを結ぶシャトルバス(無料)が発着している。


こちらはズーラシア正門バスターミナルの、里山ガーデンシャトルバスのりば(2025年4月撮影)。シャトルバスは里山ガーデンフェスタの開催期間(春と秋)限定で運行される。


里山ガーデン正面入口の少し先には、ズーラシア北門の最寄となる「よこはま動物園北門」バス停。
こちらのバス停は土日祝日のみ利用可能で、降車専用。乗車はズーラシア正門からとなる。


ズーラシア北門側駐車場(黄色いエリア)造成工事が行われていた頃の、散策路通行止めの告知図(北を上にして回転)。地理院地形図に載っていたかつての山道など(散策路)が橙色で示されている。


「全国都市緑化よこはまフェア」(2017)の開催に合わせて開園した当時の「里山ガーデン(横浜動物の森公園植物公園)」の案内図。
図中、「フォレストアドベンチャーよこはま」「グランピングサイト」は「全国都市緑化よこはまフェア」の期間限定施設(フォレストアドベンチャーは拡張して再オープン、グランピングサイトは撤去)。
正面入口から東入口は「パークトレイン」が二編成運行していたが、こちらも「全国都市緑化よこはまフェア」の期間限定。
「都市緑化フェア」の終了後は春と秋ごとに「里山ガーデンフェスタ」が開催され、フェスタの期間限定で「大花壇」が開放されてきた。


令和元年(2019)秋の「里山ガーデンフェスタ」(9月14日〜10月14日)開催時の案内板(北を上にして回転)。
整備が進められていた「フォレストアドベンチャーよこはま」が通年営業の常設施設となって、いよいよこの9月にオープン。その規模は「都市緑化フェア」の当時よりもかなりスケールアップしている。詳しくはこのページ下で。
※公園整備はさらに進み、「フォレストアドベンチャー」の北側エリアはMTB(マウンテンバイク)のコース「トレイルアドベンチャーよこはま」がオープンした。


正面入口広場の総合案内所。


「里山ガーデンフェスタ」の期間中は広場にキッチンカーも出ている。


「ウェルカムガーデン」。


イメージキャラクターの、ガーデンベア(初代)。


二代目。


2025年(令和7)、春の里山ガーデンフェスタ。
2027年3月下旬から9月下旬まで、横浜上瀬谷(かみせや)地区で開催される「国際園芸博覧会」(GREEN×EXPO 2027)のPRボードが出ていた。


空中散歩道にも園芸博をPRする横断幕。開催期間は春のお彼我頃から秋のお彼岸頃まで、日の長くなる半年間。


ウェルカムガーデンに向かって右手には「森の空中散歩道」。大花壇の見晴らしデッキへと通じる。


竹林を抜ける、森の空中散歩道。


向かって中央には「中央園路」(画像のアーチは「都市緑化フェア」当時に設置されていたもの)。
かつての森の、杉の谷伝いに中堀川(帷子川(かたびらがわ)水系)源流の谷戸(やと)へと降りていく山道が舗装路になった。


左手は「外周園路」。
中堀川(帷子川水系)と梅田川(鶴見川水系恩田川支流)の流域を分ける尾根道伝いに谷戸へと下りていく道が、パークトレインの運行する舗装路として整備された。
※前述のとおり「都市緑化フェア」の終了後は運行されていない。現状では自然公園の外周路にしては幅員の広い車道のような(自然公園らしからぬ)舗装路をわざわざ整備したのに、という印象が拭えず勿体ない。公園全体の整備がさらに進めば状況は変わるだろうか。
まずはじめに中央園路から「横浜の花で彩る大花壇」へ。


中央園路を入ってすぐ、右手に広がる大花壇。


かつては農地だった里山の緩斜面に、1ヘクタール(100m四方×1)の大花壇が造られた。
奥には花の見晴らしデッキ。「森の空中散歩道」からつながっている。


3〜4月の花はパンジー、ビオラ、チューリップ。5月〜6月はサルビア、ペチュニアとなる。
※現在は大花壇の春の公開期間は3月下旬〜五月上旬まで。その年ごとにテーマを設定し、新たな大花壇を演出している。


デッキから見下ろす、鮮やかな西洋芝のピクニック広場。


スタッフの皆さんによる、手入れが続く。


里山ガーデンがオープンして9年目の2025年(令和7年)、春の里山ガーデンフェスタ。






デッキから見下ろす桜の木々も大きく成長している。




年ごとに趣向を凝らし、ガーデンフェスタはより一層華やかに。


「森の空中散歩道」を通って正面入口広場に戻る。


正面入口広場からの「中央園路」は急な下り。谷戸へと降りていく。




かつて歩いたもうひとつの山道は、今は通ることができない。




「生物多様性ゾーン」。


舗装園路から木の皮のチップが敷き詰められた園路に下りられる。


ここは、中堀川(なかぼりがわ。帷子川(かたびらがわ)水系)源流部の谷戸。
かつての景観を保全しつつ、泥で畦が整備された。


来た道を振り返ると、谷戸の奥方向。


谷戸についての解説板。


谷戸の管理方針について記されている。


先へ進むと、「森の広場」。
以下の画像は「都市緑化フェア」開催に合わせて整備された当時の「森の広場」周辺。


以前から催事に活用されていたこの芝生広場も、ずいぶんと整備された。水路は石積みになっている。
この奥の旧イベント広場は「都市緑化フェア」の開催にあわせて「グランピングサイト」として整備され利用されていた。
※フェア終了後は再整備を経て「トレイルアドベンチャーよこはま」のコースの一部に利用されている。


水路の奥へと進むと、かつての森の道が残っている。




芝生広場から、生物多様性ゾーンの側。


「トレイルアドベンチャーよこはま」オープン後の「森の広場」。広場の規模は縮小している。
2025年(令和7)4月撮影


広場の奥に見えるフェンスの向こうはMTBのコースになっている。
以下の画像は「都市緑化フェア」開催に合わせて整備された当時の「谷戸の花畑」周辺。


芝生広場の先は「東入口」へと向かう谷戸に沿って「谷戸の菜の花畑」が延びていく。
かつては夏になるとアシ原が広がっていた。


谷戸の縁は「花の里山」として整備された。


デッキが設けられている。


その先には、ベンチのあるスペース。


ベンチから、谷戸の奥方向を見る。追分市民の森の花畑とまではいかないまでも、かなりの規模だ。


谷戸の下流方向は「谷戸のカキツバタ園」が整備された。隣りの県立四季の森公園で見られる六月のハナショウブより一足早く、五月中に見頃を迎える。


残された大木。


「森の小径(こみち)」へと通じる園路。


ひかりが丘団地に隣接する「里山ガーデン東入口」


パークトレインの折り返すロータリー。
※都市緑化フェア(2017)終了後は運行していない。


突き当りの階段から東入口を見下ろす。


東入口からは「西ひかりが丘バス停(鶴ヶ峰駅・中山駅発着路線バス)」「県立四季の森公園西口」へと通じる。
2.里山ガーデン(ズーラシア隣接の森)から県立四季の森公園へ


ズーラシアのシンボル、オカピが描かれたカラーマンホール。


こちらはフェアのシンボルキャラクター、ガーデンベア。


2025年(令和7)4月の上旬、春の里山ガーデンフェスタ開催期間のころ。


谷戸の花畑は休耕状態。それでも所々に「ノハナショウブ育成中」と掲示されて囲われた一画があった。






「森の小径」へ。


木の皮のチップが敷き詰められた、未舗装の園路。


枝分かれする砂利道は、未整備の谷戸沿いから「大花壇」下の芝生広場へと続く。


「森の小径」へ。
※森の小径は現在ではチップの道からコンクリートの舗装に変わっている。


「森の小径」が通るあたりは、かつては私有地のため立入が出来なかった。


森は間伐がなされ、林床(りんしょう)に光が差し込むようになった。数年後には四季の森公園の里山のように、山野草が見られるようになるだろうか。
眼下には「東入口」から「大花壇」下の芝生広場へと続く道が見える。


尾根道をゆく。






「大花壇」に戻ってきた。


「大花壇」の下、西洋芝の張られたピクニック広場。


フカフカの芝生は、気持ちいい。


広場から「東入口」に続く砂利道。


谷戸沿いのこちらの道は起伏が少ない。


「見晴らしデッキ」の下をくぐり、正面入口広場に戻る。




正面入口広場から「外周園路」へ。


「都市緑化フェア」当時の「フォレストアドベンチャーよこはま」。




令和元年(2019)9月、二年余りの時を経て「フォレストアドベンチャーよこはま」が大幅にスケールアップして帰ってきた。






辺りを見渡すと急坂の「中央園路」近くにもコースが延びている。


中央園路の側から見るコース。


受付。




受付付近。


コース案内図。下が外周園路。
新装オープンなった「フォレストアドベンチャーよこはま」ではそれぞれのコースごとに料金が設定されている。
大人向けには「アドベンチャーコース(エキサイトコースはオプション)」。こちらは案内図を見る限りかなりのロングコースとなる。
ファミリー向けには「キャノピーコース」。
フォレストアドベンチャー・よこはま公式サイト


正面入口広場から外周園路を奥へと進んだ側の入口。


こちらはバリアフリーの散歩道となっている。


外周園路に戻る。


外周園路の一部は中堀川(帷子川水系)と梅田川(鶴見川水系恩田川支流)の流域を分ける分水嶺の尾根となっている。


車止めのある砂利道は、かつての森の散策路。


里山ガーデンオープン直前の画像。
車止めの先を折り返すように砂利道を下っていくと、梅田谷戸から新治(にいはる)市民の森、三保(みほ)市民の森へと続いていく。
3.里山ガーデン(ズーラシア隣接の森)から梅田谷戸、新治市民の森へ


外周園路を緩やかに下っていった先は、2017年の「都市緑化フェア」当時は「グランピングサイト」が設けられていた。


都市緑化フェア当時の、ツリーテントゾーン。


かつては森の谷戸奥に広がる「イベント広場」だった、「グランピングサイト」。


2019年9月、「フォレストアドベンチャーよこはま」再オープン直後のデッキ。秋の季節ゆえに入口には「スズメバチに注意」の掲示。


コースがデッキのすぐ近くまで来ている。


グランピングサイト跡の再整備は今後の展開を待つことになる。グランピングサイトからフォレストアドベンチャーへと通じていた園路も現状はフェンスで遮られている。
※その後「フォレストアドベンチャー」の北隣りはMTBのコース「トレイルアドベンチャー」が整備されてオープンした。


トレイルアドベンチャーのゲート。2025年(令和7)4月撮影
トレイルアドベンチャーは横浜動物の森公園(里山ガーデン)の正面入口(ズーラシア北門バス停そば)、東入口(西ひかりが丘バス停からの最寄り)からもっとも奥まったところにある。
「鶴ケ峰駅〜よこはま動物園」行きバスが北門まで延伸して運行する通年の土日祝、あるいは正門止まりの平日であっても「よこはま動物園(正門)〜里山ガーデン正面入口」シャトルバスが運行する春と秋の里山ガーデンフェスタの開催期間は、里山ガーデン正面入口・ズーラシア北門バス停から歩くことができる(徒歩およそ7分)。
そうでないときはズーラシア正門あるいは西ひかりが丘バス停(鶴ケ峰駅〜西ひかりが丘)から歩くことになる。ズーラシア正門からは徒歩およそ22分、西ひかりが丘バス停からは徒歩およそ13分。


林間にマウンテンバイクのコースが廻らされている。
コースは難易度の異なる3コース。上級のグレードはコースの高低差が大きい。
トレイルアドベンチャー・よこはま公式サイト


画像はトレイルアドベンチャー・よこはま公式サイトより転載させていただきました。
ベースは標高およそ70m、レッドトレイルは高いところで標高およそ85m。


外周園路を「東入口」方面へと進むと「森の広場」。
さらに奥(森の広場〜谷戸の花畑〜東入口)へと進むとひかりが丘団地を経て県立四季の森公園。手前に戻れば梅田谷戸から新治市民の森、三保市民の森。
2.里山ガーデン(ズーラシア隣接の森)から県立四季の森公園へ
3.里山ガーデン(ズーラシア隣接の森)から梅田谷戸、新治市民の森へ
※里山ガーデンの四季の花々の移ろいは、下部リンクから「四季だより・歳時記」ページへ。
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