平成28年(2016)11月。例年10月末から11月初頭に行われる、横浜馬車道(ばしゃみち)の「馬車道まつり」を観に行く。
馬車道まつり
10月31日(ガスの日。旧暦9月29日)から11月3日(文化の日)まで行われた、平成28年(2016)の「馬車道まつり」。見どころは明治の装束を身にまとったスタッフや馬車の体験乗車の様子など。
最終日となる11月3日、明治時代の薫り漂う馬車や人力車の試乗会が行われた。この試乗会は観光客も乗ることが出来る。
JR・地下鉄ブルーライン関内(かんない)駅側のアーチ。
馬車道の開通は慶応三年(1867)。安政六年(1859)の開港以来横浜の玄関口であった吉田橋から本町通り(ほんちょうどおり)まで、馬車を走らせることのできる道が新たに造られた。
本町通りの先は明治後期に新港(しんこう)ふ頭が築造されて万国橋が架かる。
通りのガス灯には「馬車道150周年」のバナーが掲げられた。
ガス灯が馬車道に灯ったのは明治五年(1872)。その年に開業したばかりの横浜停車場(現桜木町駅)前の大江橋から馬車道、本町通りにかけて文明開化の明かりが灯された。
日本で最初に事業としてのガス会社を手掛けたのは、神奈川〜高島間の鉄道築堤でも知られる高島嘉右衛門(たかしま かえもん)。馬車道あたりを皮切りに、その年の年末までに横浜開港場の夜は300本ものガス灯の街灯で照らされた。
人力車の体験乗車。車夫、女学生、サーベルを携えた明治期の巡査の制服を身にまとったスタッフ。
文明開化期の華やかな衣装で着飾った淑女の車列は、試乗会開始早々での一コマ。
シルクハットの紳士。
馬車の体験乗車。
御者の掛け声とともに出発。
馬車を囲むスタッフは乗馬クラブの方々。
県立歴史博物館などのファサードがクラシックな雰囲気を醸す、馬車道。
さして広くはない馬車道を器用に折り返す馬車。
もう一台の馬車、こちらのスタッフはJRAの方々。
馬車同士のすれ違い。
すれ違う、人力車と馬車。
さわやかな秋晴れの一日。
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