まちへ、森へ。

年中行事、祭、イベント

天王森泉館の吊るし雛

 

平成24年(2012)3月下旬。桃の節句も過ぎ、春分も間近なとある日、境川(さかいがわ)サイクリングロードを南下して、境川遊水池(泉区・藤沢市境)ちかくにある天王森泉館(てんのうもりいずみやかた)へ。

 

 

境川遊水池を背にして、鍋屋橋へ。遊水地で境川から枝分かれしたばかりの和泉川(いずみがわ)に架かっている。
橋の向こうの森が、天王森泉公園(てんのうもりいずみこうえん)。

 

 

 

橋を渡って、ビニールハウスの向こうの森沿いの道。
森と和泉川に挟まれて水田が広がっている。

 

 

 

弁財天。水の神様である弁財天は水辺に祀られることが多い。

 

 

 

天王森泉公園の、正門。

 

かつてこの近くで操業していた清水製糸場本館だった建物を、地域の旧家である安西氏が買い取り住宅としていた。現在は市に寄贈されて近隣の拠点施設となっている。

 

 

 

 

 

 

 

この時期、吊るし雛展が開催されていた。

 

 

 

タタキの玄関を上がると、帳場。

 

 

 

階段に向かって、左側は二間続きの板の間。この奥は、二間続きの座敷。このあたりは、農家に見られる田の字型の四つ間取りの形式。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二間続きの板の間。

 

 

 

帳場と、階段。

 

 

 

帳場の、階段に向かって右手。

 

 

 

玄関口の、真上。

 

 

 

帳場に上がって、奥の板の間。

 

 

 

奥の廊下から二間続きの板の間越しに庭の方向を見る。
それにしても、飾られている吊るし雛の、なんと多いことか。

 

 

 

木造校舎のような階段から、二階へ。

 

 

 

 

 

 

 

上がったところは、板敷の多目的室。

 

 

 

 

 

 

 

建物の裏手に湧水の水路が見える。

 

 

 

廊下を回り込んで、前庭の側へ。干し柿に見えるのは、吊るし雛同様に布で作られたもの。

 

 

 

二階の座敷は、三つ間続き。

 

 

 

野趣あふれる床柱(とこばしら)の、床(とこ)。

 

 

 

座敷の表には、水田が広がっている。

 

 

 

一階の座敷へ。こちらは二間続き。

 

 

 

 

 

 

 

敷地内に入ってきたときは、干し柿にしては季節外れだと思った。布で作るとは、なるほどうまい思いつき。

 

 

 

 

 

 

 

裏庭の湧水へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まだまだ若いシダレザクラ。

 

 

 

 

 

 

 

湧水の上流には、なんとワサビ田が。

 

 

 

 

 

 

 

郊外とはいえ、まさか横浜市域でみられるとは。いい水が湧いているのだろう。ちょっと嬉しい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

館を出て、隣の森へ。

 

 

 

散策路が整備され、小さな市民の森といった雰囲気。

 

 

 

 

page top